アガリクスなど、キノコ類の主要成分であるβグルカンは、高分子多糖体と呼ばれる繊維のような構造をしており、互いが鎖のように連結してできています。
そのために消化吸収されにくく、普通に摂取しても、体内に吸収されるのは遊離したごく僅かな水溶性のものだけ。ほとんどは消化吸収されないまま、体外に排出されてしまうのです。
また、私たちは、経口摂取したものを、口や胃で分泌される消化酵素で分解、栄養素として吸収します。この酵素の分泌量には個人差があり、加齢によっても減少。
もともと消化吸収されにくい成分なので、確実に吸収できるような形にしなければなりません。
そこで、タンク培養した菌糸体に酵素(ヘミセルラーゼ)を用い、強固に連結した不溶性のβグルカンの連結の一部(ヘミセルロース)を分解。体内で素早く消化吸収できるよう、分子量を小さくするのです。 |
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